画面の告白

画面の告白

九州少年

九州少年


ネットで甲斐バンドの“照和”でのライブドキュメンタリー映画化というニュースを見つける。
そして、その情報をいろいろ見る。見ていたら、甲斐さんが最近(と言っても一昨年、昨年だけれど)本を出していたのを知る。
さっそく買って読む。


甲斐さんのテレビ好き、映画好きは知っていたけれど、最近の甲斐さんの好きなものなどは知らなかったので、楽しく「画面の告白」読みました。


「九州少年」は、今まで私が知らなかった、甲斐さんのお父さんの話なども出てきて、驚きなどもありましたが、甲斐さんの言葉で、自身の人生が語られていて、ずっと昔ラジオから流れてくる声を聴いていた様な気持ちになりました。

79年に初めて武道館でコンサートをやった同じ時刻に、小雨の中をお百度を踏んでいたと後で兄弟から聞かされた。

お母さんのことです。
涙が止まりませんでした。


この春、父が亡くなって、その後私がよく聴いていたのは、弟の貸してくれた甲斐バンドのバラードのCDでした。
しばらくずっと甲斐さんの声に触れていなかったけれど、甲斐さんの声は懐かしく優しく切なく、安心できるものでした。


ロッカ・バラード

ロッカ・バラード


「あんなに愛した人はいない。」と人はつぶやくことがあるけれど、私にとって「あんなに愛したバンドはない。」というのが、甲斐バンドです。