荻上直子監督の長編劇場デビュー作ということで観ました。
日本の田舎の町での話なんですが、レトロな感じで、奇妙でおかしくて、小学生の男の子たちが、可愛くて、けなげでよかったです。
もたいまさこさん、ここにありです。どの映画でも、あの方はそうですね。
男の子の話だったので、「かもめ食堂「めがね」荻上直子監督を知った私としては、意外な気がしたんですが、メイキングの話を見ていたら、荻上さんは「ずっと男の子になりたかった」んだそうで、納得しました。
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せつなくて、もう途中から、そういう風な結末にならないでと祈るような気持ちで観ていました。なっちゃうんですけど。
学生時代バンドやっていて、ずっと音楽やりたくて、でもそれはかなわなくて、卒業して働き始める人たちの気持ち、それを傍らで見る人たちの気持ち、胸が痛くなります。
学生時代の恋愛も、卒業して社会に出て、変わっていく。
恋人、友達、仲間・・・この映画は、せつなさで苦しくなります。
CMや写真以外の宮崎あおいちゃん、初めて観ました。宮崎あおいちゃんの出ている映画や前の大河ドラマも観たことなかったので。
かわいいだけじゃなくて、芯のある人を演じられる女優さんですね。
高良健吾くん、歌ってる!ギター弾いてる!「フィッシュ・ストーリー」で彼を知った私はそれを見たときからうれしくなりました。
おしゃれなバイクで登場するし。(それが余計悲しい。)
ビリー(桐谷健太さん)も加藤(近藤洋一さん)もアイちゃん(伊藤歩さん)も、みんな良過ぎます。
種田のお父さん、出てきた時びっくりしました。