わたしのおうち (あかね創作えほん 8)

わたしのおうち (あかね創作えほん 8)

神沢利子さん&山脇百合子さんコンビの本、好きです。
何冊も出されてますね。
うちの本棚にもいくつかありますが、図書館や古本屋さんで知らない絵本をみつけることも、しばしばあります。
中川李枝子さん&山脇百合子さんご姉妹コンビは、もちろん大好きですが、神沢さん&山脇さんの絵本も良い物ばかりです。


この「わたしのおうち」、弟を持つ女の子がよく描かれています。
長女は、自分を見るようでしょう。かつての幼い私もこんな風でした。


ぐりとぐら、野ねずみの双子の男の子たちですが、最近私は読んだり見ていると、ふと男女の双子のように感じたり見ているんです。
ずっと、うちの男の子と女の子の双子といて、一緒に読んでいるからですね。


青い帽子と赤い帽子。青い服と赤い服。色違いのおそろいの服。小物も色違いのおそろい。


うちの双子も、ほとんどずっと色違いやおそろいの服を着てきました。
可愛いし、双子ならではと思っていましたし、違う洋服を着せると、そっちがいい、あっちがいいとけんかになることもしょっちゅうだったので。
男の子は、女の子がスカートをはいていると、はきたいと泣きました。


この夏、それぞれ好みも出てきて、自分で服を選んで着たりするようになり、おそろいじゃなくなってきました。
特に女の子。ピンクがいい、さくらんぼがいい、スカートがいい、などなど。
(そういうのは、あまり着せてこなかったので、そういう世界があることを知って、うれしいようです。笑。)
男の子は、スカートがはきたいと泣かなくなりました。
成長の一つですが、少し寂しい私です。


いわさきちひろさんの絵、少女時代に大好きで、大人になってからは少し離れていましたが、こどもを持った頃からでしょうか、また好きになりました。
ちひろさんの描く赤ちゃん、女の子、男の子。こんな頃はすぐ過ぎて、あっという間に大きくなってしまいますね。
こどもたちには、美しい絵、きれいな色、やさしい心のお話にたくさん触れてほしいと思います。



「ぼくらのおうち」さとうゆみか 作 /小川忠博 写真 (福音館書店 こどものとも年少版 2006年11月号)


ここに出てくるゴミ捨て場は、すてきなものばかり。私もほしいような可愛いものばかりです。
みんな手作りのものなのでしょうか。
古い郵便受けのおうちに住む、ねずみの家族のお部屋をのぞいてみてください。



「たまのりひめ」牡丹靖佳 作 (福音館書店 こどものとも年少版 2006年10月号)


この絵本、一度小児科の待合室で読んで、すごく好きになってしまった絵本です。
我が家の本棚にやってきました。


シュールで、綺麗で、楽しい。


牡丹靖佳さんという方、知らなかったんですが、 現代美術の世界で活躍するアーティストだということで、納得しました。